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ハンドメイドでおうち起業

ハンドメイドでおうち起業するために必要なコトをまとめてみました

ハンドメイドの材料を購入した時の送料はどうするの?

帳簿付けと簿記について 原価について

材料の仕入れ時の送料は原価に含まれる

おうち起業を目標に勉強中の駆け出しのハンドメイド作家です。
私はまだ開業届も出していませんし、帳簿もこれからという駆け出しです。帳簿についても調べながら学んでいるので、正確でない部分もあるかもしれませんのでご注意ください。
 
今回この自己紹介を入れたのは、ハンドメイドの原価について質問を頂いたからです。
初めてのコメントで嬉しい反面、初心者の自分がちゃんと答えられるか不安ですが、簿記の本とネットを参考に回答させていただきます。
 

匿名さんより以下の質問がありました。


Q.原価計算についてですが、仕入れ時にかかった送料も含めるというのは理解しております。

そこで疑問なのですが、ひとつのものについてかかった送料でしたら計算もし易いのですが、A店から、複数の商品a.c.cの3点を仕入れたとします。
その場合、かかった送料が500円だとしたら送料500÷3で計算して原価を算出するのでしょうか?割り切れない場合はどのように計算したらいいのでしょうか?
 

この方はちゃんと簿記を学んでいる方なのだと思います。

私より勉強されている方なのかもしれません。
 
 
簿記では仕入にかかった送料」も仕入に含めます。
 
ネット通販なんかでハンドメイドの材料を購入すると送料がかかります。お店によっては1万円以上送料無料という場合もありますが、この材料だけ欲しいから1万円も買わないという人もいますよね。この時にかかった送料は仕入(原価)に含めて帳簿に付けます。
 
この質問はほとんどのハンドメイド作家さんが疑問に思う話ではないでしょうか?
正直な話、私もどう管理しようかなぁと思っていた内容でした。
ちょうどいい機会ですので、実際に計算して考えてみたいと思います。
 
例えば・・・
A店でa:1m1,500円の生地を1m、b:1,000円の持ち手を3個、c:1個50円のボタンを10個購入したとします。A店では1万円未満送料500円、1万円以上送料無料です。
クレジットカード決済で支払うことにしました。

材料の代金:
1,500×1+1,000×3+50円×10=5,000円
送料:500円
クレジットカートで決済した金額:5,500円
 
 
仕訳をしてみましょう
(購入時に帳簿付けする場合)
 
借方:仕入 5,500  貸方:クレジット買掛金 5,500
 
※クレジットカート決済は預金口座から引落されるまでは実際には支払っていないので、クレジット買掛金(後日支払)です。
 
仕訳は簡単に終わります。問題となるのは「材料ごとの原価」をどう割りだすかです。
仕入帳や在庫管理の方で必要となってくる金額なので、出せないと困りますね。
 
 
何種類か試算してみましょう
 
1.購入した個数で送料を割って計算する場合
 
500円÷14個=35.714...1個あたり約36円

仕入れ時の原価は
a:1mあたり約1,536円、b:1個あたり約1,036円、c:1個当たり約86円

この計算だとcのボタンの原価が跳ね上がってしまいます。
ということで、この方法は使えません。

 
2.購入した種類でを送料を割って計算する場合
 
500円÷3種類=166.666…1種類あたり約167円

仕入れ時の原価は
a:1mあたり約1,667円、b:1個あたり約1,056円、c:1個あたり約67円

1のプランよりはよさそうですが、
種類ごとに購入した数も異なるので送料の負担に差が出ます。


3.購入額で按分して送料を割って計算する場合

私が正解だと思うのはこの方法です。
種類ごとの購入金額で按分(割合に応じる)して計算するという方法。

それぞれの種類別の購入金額はa:1,500円、b:3,000円、c:500円
全体の割合を出すと、a:30%、b:60%、c:10%
送料も同じ割合で按分すると、a:150円、b:300円、c:50円

仕入れ時の原価は
a:1mあたり1, 650円、b:1個あたり1,100円、c:1個あたり55円

元の原価の割合に応じているので金額も平等に決められます。

※追記※
質問をしていただいた「匿名さま」が税務署で回答を聞いてきてくれました。
送料は材料ごとに割って算出しても、1つの材料にまとめて計上してもOKとの回答だそうです。


端数の計算はどうするのか?

原価の計算で「端数まできっちりということは困難です。
どうしても誤差は出てしまうので最後は適当に調整すればいいと思います。

例えば、
a:1,000円、b:1,000円、c:1,000円で送料500円の場合
割合は厳密には1種類あたり33.3333%です。
これでは計算が大変なので調整します。

a:34%、b:33%、c:33%とすると
送料はa:170円、b:165円、c:165円

仕入れ時の原価は
a:1,170円、b:1,165円、c:1,165円

端数まできっちりと計算してしまうと、使用時の試算や棚卸時の計算もややこしくなります。ハンドメイドをするはずが、ずっと計算ばっかりやっていては本末転倒です。
数円なんてほんとうに誤差です。
正直ハンドメイドの場合は生地のロスが結構あるので、1円まできっちり計算してもあんまり意味がなかったりします。
 
色々考えてしまうと帳簿付け自体が嫌になってしまうので、まずは自分で説明ができるルールを決めてやっていけばいいかと思います。

匿名さま、
こんな回答でいかかでしょうか?
帳簿は人によってやり方が異なったり、税理士さんの回答も違ったりするようです。