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ハンドメイドでおうち起業

ハンドメイドでおうち起業するために必要なコトをまとめてみました

ハンドメイドの原価を算出するためにはどうしたらいいのか?

原価について

ハンドメイドの材料は価格を算出して資産として計上する

 
今回は「売上原価」のお話です。
 
確定申告上では1年間の利益は「売上-経費」で算出しますが、この経費が曲者です。
経費に含まれる「売上原価」の部分が複雑なのです。
これは実際に売った商品に対してのみの原価を出さないといけないのです。

わかりやすく言うと、
まだ売れていない商品の材料費は、今年の売上原価ではないということ。
売上原価とは「売れた商品-売れた商品を作るための材料費」です。

例えば、
1年で1つ原価5万円の商品を20個生産しました。
うち10個売れて売上が100万円だったとします。

売上100万円ー売上原価(5万円×10個)=利益50万円

複数の商品を扱う場合や大量生産していて何度も材料を購入している場合、材料費も購入時期によって違うので正確な売上原価を把握するのはとても大変です。
また、そもそもの材料の不良品や製造上発生する不具合品の材料費はどうするのかも悩みますよね。
 
ではどうしたらいいのか。

最低限知っておきたい、売上原価の考え方。
その答えは「確定申告書」にありました。

ハンドメイドの原価は年に1回、まとめて計上する方法があるのです。

この画像は青色申告(一般)の記入用紙です。
「まだまだ確定申告なんて先の話」と思うかもしれませんが、実は事前に中身を知っていないと申告をするときに大変なんです。
 
左上の「売上原価」というところに注目してください。
ここは2〜6の項目に分かれています。
 
2.期首商品(製品)棚卸高
期首とは1月1日(初年度のみ開業日)のことです。
商品は販売できるもの、製品とはハンドメイドの場合は材料のことです。
商品(製品)棚卸高とは、商品(製品)を資産と見なした時の原価のこと。
期首商品(製品)棚卸高とは、期首時点にある商品や材料の原価の合計を表したものです。
 
.仕入れ金額(製品製造原価)
仕入れ金額(製品製造原価)は、期首から期末(12月31日)までに購入した材料費です。これはレシートをちゃんととっておけば簡単ですね。
 
4.小計
2+3の小計です。
期首商品(製品)棚卸高と仕入れ金額(製品製造原価)を合計することで、
今期中に持っていた商品と材料の資産が金額としてわかります。
 
5.期末商品(製品)棚卸高
2.と同じく商品や材料の原価の合計です。
違うのは期首(12月31日時点)という点です。
 
6.差引原価
最終的に4-5で出せるのが差引原価です。
今期に持っていた商品(資産)から期首に残っている商品(資産)を引くことで、
計算によって1年で実際に売れた商品や材料の原価(使った材料費)が出せるのです。
 
この考え方で必要なことは、
資産(商品や材料)の価格を計算しておく」こと。
 
つまり確定申告するためには、
最初に持っているすべての商品と材料の価格を出さないといけないということ

これがいわゆる「棚卸(たなおろし)」という作業になります。
棚卸についてはこちら。
これをしないで「なんとなーくハンドメイドして販売しちゃう」と確定申告の時に慌てることに。一度やっておけば後は苦労しないはずなので、最初だけ頑張ってやった方がいいですね。